2028年に日本初就航のディズニークルーズ。
ディズニーファン待望のクルーズですが、どこから乗船するのでしょうか?
この記事では、最新情報をもとにディズニークルーズ2028の日本発着港として横浜港が有力な理由3つを徹底解説します!
ディズニークルーズ2028日本発着港はどこ?
ディズニークルーズ2028船の詳細
船サイズ | 約14万トン |
---|---|
客室数 | 約1,250室 |
乗客定員数 | 約4,000人 |
乗組員数 | 約1,500人 |
製造会社 | マイヤーベルフト(ドイツ) |
2028年に日本初就航のディズニークルーズ。
船内ではミュージカル・ショー・体験型のイベントなどが開催されて、ディズニーの世界観を1日中楽しめます。
今から乗船への期待がふくらむね!
すでに就航している「ディズニーウィッシュ」と同等に大きいと言われているので、寄港時のインパクトもかなり大きくなりそうですね!
どこの港から出発するのか気になりますが、具体的な発着港はまだ発表されていません。(2024年7月9日時点)
「首都圏発着予定」とのみ発表されていますが、過去に大型クルーズ船の寄港実績がある「東京港」と「横浜港」が有力では?と言われています。
ディズニークルーズのために新たに港の整備をする…なんてことは、莫大なお金がかかるので現実的じゃないですよね。
すでに使える港があるなら、それを利用するのがベターではないでしょうか。
では、2つのうちどっちが最有力かというと3つの理由で横浜港が最有力だと言えそうです。
このあと横浜港が最有力と考えられる理由を紹介していきます!
横浜港が最有力な理由3つ
ディズニークルーズ2028日本発着港の最有力は『横浜港』だと推測されます。
1つずつその理由を解説していきます。
理由1:超大型船の寄港実績がある
横浜港は、すでに日本発着のディズニークルーズと同程度の超大型船の寄港実績があります。
ディズニークルーズのサイズは、同程度サイズと言われている「ディズニーウィッシュ」を参考にすると全長341m・喫水(船底から水面まで)8.3mほど。
2023年4月26日に横浜港に初入港したMSCベリッシマは全長315m・8.75m、2025年に寄港予定のアンセム・オブ・ザ・シーズは全長348m・喫水8.5mです。
ディズニーウィッシュと比べて全長・喫水どちらもも大きいサイズの船が横浜港を利用済・予定なんです。
2028年に就航予定の日本発着ディズニークルーズも、横浜港に容易に入港できることが分かります。
横浜港には3つの客船ターミナルがありますが、超大型船が入港できるのは『大黒ふ頭客船ターミナル』だけです。
- 大さん橋(おおさんばし)国際客船ターミナル
- 大黒ふ頭(だいこくふとう)客船ターミナル
- 新港ふ頭(しんこうふとう)客船ターミナル
MSCベリッシマは、横浜ベイブリッジをくぐらずに到着できる『大黒ふ頭客船ターミナル』に入港しました。
そりゃ、ベイブリッジくぐれないわ。MSCベリッシマ 横浜に初入港。全長315m、高さ65m、17万1598t。日本に来航するクルーズ客船として過去最大。大黒ふ頭に着岸してるけど、どう見てもベイブリッジ無理なのは一発で分かる…
— YOKOHAMA VIEWS+🌈 (@YokohamaViews) April 26, 2023
MSC Bellisima welcome to #yokohama pic.twitter.com/I1bCOQ5C1r
2025年4月に横浜発着航路を予定しているアンセム・オブ・ザ・シーズも、おそらく大黒ふ頭に入港するでしょう。
ディズニークルーズが横浜港発着となる場合も、同じく大黒ふ頭入港の可能性はありそうですね!
ディズニークルーズは2~4日間の短期間就航を繰り返すため、何度も港に入港することになります。
大黒ふ頭の入港頻度を調べたところ(調査元)、2024年は月に多くて3回ほどなので、スケジュール面でも他の船との兼ね合いも問題なさそうです。
理由2:横浜港がLNG燃料供給拠点になっている
横浜港は“LNG燃料”の供給拠点なので、LNG燃料のディズニークルーズ船への燃料供給も問題なくクリアできそうです。
2025年に就航予定の『飛鳥Ⅲ』も日本初LNG(液化天然ガス)クルーズ船で、船舶の運航の拠点となる船籍港は横浜港です。
ディズニークルーズが就航する2028年には、約3年ものLNG供給実績を積んでいることになりますね。
理由3:ドイツのクルーズ専門家のサイトに明記されている
ドイツの旅行ジャーナリスト兼クルーズ専門家が運営するクルーズ情報サイトに、拠点港が横浜だと記載がありました。
サイトはドイツ語なので、該当箇所をgoogoleで日本語訳しました。
オリエンタルランド社が今回発注したこの船は、明らかに日本市場向けであり、日本のディズニーテーマパークと同様、ディズニー社が直接運行しているのではなく、ライセンシーであるオリエンタルランド社が運行している、同船は東京近郊の横浜に拠点港を置く。
Cruisetricks.de2024/7/9記事
上記サイトの運営者であるフランツ・ノイマイヤーさんは、複数の賞を受賞経験があり、メディア関係者からクルーズの専門家としてよく引用されているそうです。
サイトの記事は、クルーズに関する偏見や噂、プロパガンダではなく事実を基に執筆していると明記されているので、情報の精度は高いと言えそうですね!
横浜市港湾局もディズニークルーズ誘致に前向きなんだって!
横浜港の可能性高そう~!
横浜港には懸念もある
ディズニークルーズが横浜港を発着港とした場合、ターミナルは大黒ふ頭客船ターミナルになります。
実はこのターミナルには2つの懸念があるんです。
乗船客を受け入れる施設が充実していない
横浜港は、大さん橋(おおさんばし)国際客船ターミナルにはショップやレストランといった施設が充実していますが、大黒ふ頭客船ターミナルにはありません。
中を調べたところ、この建物の中にはだだっ広い空間の中に待機するためのイスはありますが、残念ながら船旅の期待が増すような雰囲気はありません。
コンビニもないのはキツいね…
また、まわりの雰囲気もリゾートとはかけ離れている雰囲気なんだとか。
アメリカで就航しているディズニークルーズ船の港「ポート・カナヴァラル」の施設と比べるとその差は歴然。
現在の状態だと、ディズニーリゾートの世界観は乗船しないと味わうのは難しそうです・・・。
大黒ふ頭に新たに何らかの施設をつくったりするのでしょうか?
フロリダのポート・カナヴェラルは、ターミナルが6つもあって、ディズニー社以外のクルーズ会社もたくさん就航してる。青海や大黒ふ頭にそんな場所、あったかな?3,300億円にターミナル整備費用も含まれてる? https://t.co/E9Z2DBWHff
— ひなみつき (@Hina_mitsuki) July 10, 2024
アクセスが悪い
大黒ふ頭客船ターミナルへのアクセスも便利とは言えません。
徒歩圏内に最寄りに駅がないのがかなり痛いポイントです。
大黒ふ頭客船ターミナルへのアクセス方法は3つあります。
- 市営バスで行く(220円)
- タクシーで行く(約4000円強)
- シャトルバスで行く(船による)
- 車で行く
市営バスで行く
横浜駅から出ている市営バスに乗ると、30分ほどで到着します。
市営バス109系統「スカイウォーク前」行き、もしくは「大黒海づり公園」行きに乗って、「大黒税関前」で下車するとターミナルのすぐ近くです。
片道220円なので安く行きたい方はバス利用がおすすめです!
本数がかなり少ないよ
タクシーで行く
横浜駅からタクシーで行く場合、距離は約9.4kmで運賃は4,000円強かかります。
運賃はかかりますが、荷物を運ぶ必要もなく、目的地まで座って行けて直通なのがタクシーのいいところ。
グループで行く場合はタクシーもおすすめです。
シャトルバルで行く
クルーズ船によっては、駅からシャトルバスが出ることもあるようです。
MSCベリッシマはみなとみらい線「元町・中華街駅」徒歩3分の距離にある山下ふ頭から、大黒ふ頭行きの無料シャトルバスが出ていたそうです。
ディズニークルーズもシャトルバスを出すかもしれませんね。
車で行く
車で行く場合、大黒ふ頭駐車場(ドライブ&クルーズ)に駐車します。
現在は、横浜発横浜着の船がないので駐車場予約は停止されていますが、ディズニークルーズが横浜港を母港とした場合はこの駐車場を利用することになるでしょう。
料金はネットの情報によると、1泊1,000円ほど?だそうです。
このように、大黒ふ頭ターミナルはアクセスは良いとは言い難いです。
今後どのように改善されるのかに注目したいですね。
まとめ
2028年日本初就航となるディズニークルーズ。
まだ情報が限られている部分もありますが、日本発着のクルーズが実現するということで期待が高まりますね!
首都圏発着と発表されている港は、
- 超大型船の入港実績がある
- LNG燃料供給拠点になっている
- ドイツのクルーズ情報サイトに掲載されている
という3つの理由で横浜港の可能性が高そうです。
施設の充実やアクセスの点で懸念についても、今後の動きに注目していきましょう。